Story
飾らない社風と環境事業への魅力
大学院進学も考えましたが、当時すでに20代半ばだったこともあり大学院に進学するよりも早く働きたいという想いが強くありました。化学を専攻していましたので、大学で培った知識を活かせる企業を探していました。大手企業ももちろん視野に入れながら就職活動を進めましたが、実際に色々な企業を訪問した際に堀川化成は雰囲気が違いました。本音で話をしてくれている、飾らない感じがしました。先輩社員ともざっくばらんに話をできたこともあって、働く環境を十分に想像できました。そして、この環境分野に40年以上前から取り組んできたこと、一部分ではない様々な業務に携われるという業務範囲の広さにも魅力を感じて入社を決めました。
PPT スケールでの分析管理、
世界最高品質の技術を極める
実際に入社して思うことは、若手社員であっても活躍する機会が山ほどあることです。私自身もいろいろな役割を経験させてもらいました。品質管理の部署に異動になってからは、つい最近でも滋賀工場に新たに導入した業界最高クラスのクリーンルームの新設に関わりました。半導体分野向けにPPT(1兆分の1)スケールでの分析管理を可能にするもので、何度も試行錯誤を重ねて、工程の確立や手順の制定を行い、ようやく実運用に漕ぎつけました。なかなか入社10年経たない私が経験できる仕事でないと思いますが、そういった仕事も経験させてもらいました。今後も世界最高レベルの品質を実現できるよう、役割を担っていきたいと考えています。
現在の仕事内容
ガスクロマトグラフィー(GC) や質量分析装置などを用いて成分分析を行い、原料の品質評価を行います。蒸留に不都合な成分が確認されれば工場設備で可能な処理方法の検討や、新規サンプルや既存の原料でも必要と判断すれば更にラボスケールの試験塔を用いて実際に蒸留試験を行います。また出荷検査として出来上がった製品を納入規格にあわせてGC や酸価、密度など様々な検査を実施しお客様へ提出する検査成績表の作成をします。分析・検討した結果を基に営業や製造と打ち合わせや場合によっては顧客との直接やり取りも発生します。
とある1日のタイムスケジュール
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08:30 - 08:50朝礼。製造課と合同での予定確認や、課内でのスケジュール・取り組む案件を確認
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08:50 - 9:30メールチェック。営業課、製造課、社外からの連絡を確認
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9:30 - 11:00顧客へ提出する納品仕様書・資料の作成
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11:00 - 12:00新しく生産する品目について製造課と蒸留方法や分析方法などの打ち合わせ
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12:00 - 13:00昼休み
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13:00 - 16:00試験塔を使って蒸留試験
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16:00 - 16:35報告書や会議資料の準備
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16:35 - 17:00夕礼。その日一日の業務進捗や案件成果、明日以降の予定を課内全員で共有
報告書チェックや明日の予定を確認して業務終了